親知らずとは
親知らずは、ご承知のとおり最も奥にある大臼歯です。手前の歯と同じ生え方をしており、普通に噛めていれば問題無いのですが、例えば横に生えたり、十分に萌出しなかったりするケースがほとんどです。そのため、ブラッシングで上手く歯垢や細菌を取り除くことが出来ず、虫歯や歯周病になる可能性が高くなってきます。そのような親知らずは、抜いてしまったほうが良いと考えます。親知らずが気になったら、一度ご相談ください。
埋伏歯について
埋伏歯とは、骨または粘膜の中に埋もれて、出てこない歯のことです。特に親知らずは埋伏歯となることが多いため、何らかの外科的対応が必要になります。なお、埋伏歯は、骨の中に完全に埋まっている「完全埋伏歯」、歯の一部が見えている「不完全埋伏歯」、歯が真横を向いて埋まっている「水平埋伏歯」の3種類に分けられます。
こうした埋伏歯の原因の多くは、歯が生え出すのに必要なスペースが足りないことです。顎が狭いことも多く、歯が押されて歯並びが悪くなったり、永久歯がきちんとした位置に生えてこられなかったり、嚢胞の原因になったりします。親知らずの場合には磨き残しなどが特に生じやすく、周囲の歯茎が炎症を起こすこともあります。
親知らずの抜歯
親知らずが埋まっている場合、特段の問題が無ければそのままにして様子をみることもあります。しかし、通常は抜歯を行います。患者さんの口腔内の状態によっては、歯を覆っている骨を削って埋伏歯が生えてくるように誘導したり、埋伏歯を牽引して矯正することもあります。当クリニックでは親知らずの様々な症例を数多く手がけてきた院長が対応いたします。大学病院でしか対応が難しかった抜歯についても行えますので、お気軽にご相談ください。