TCH(歯列接触癖)気付かずにやっていませんか?顎や歯の不調和の原因かも!

TCHとはtooth contacting habitの略で、歯列接触癖のことをいいます。
通常、リラックスしている状態では上下の歯は1〜3mm程度離れています。また、上下の歯が1日で接触する時間は10〜15分程度と言われています。食事している間に15分以上接触している、と思われるかも知れませんが物を噛む時は歯と歯の間に食物が介在しており歯と歯が接触するのは噛み切った瞬間だけなのです!
歯や顎にとって歯と歯が長時間接触することは非日常的なことです。しかし、TCHがあると無意識のうちに歯を接触させてしまうため、長時間顎や歯に負担が加わり続けることで負担荷重となり、様々な問題を引き起こす可能性があります。


TCHは、ストレスや緊張、集中、力仕事、筋トレやスポーツなどが原因で起こります。
ストレスや緊張を感じたり、長い時間の集中や力仕事、筋トレやスポーツで無意識に歯を食いしばったり、接触させたりすることがあります。

TCHを放置すると、顎関節症(顎の痛み、口が開けにくい、顎がガクガク鳴る)や歯のトラブル(歯がすり減る、欠ける、ヒビが入る、知覚過敏になる)、筋肉の疲労(筋肉が慢性的に緊張し、肩こりや頭痛・首の痛み)、睡眠の質の低下などが起こります。

TCHの改善方法は、意識的に歯を離すことです。よく目にするもの(テレビや冷蔵庫、トイレなど)に歯のシールを貼ってそのシールを見た時に歯を離す癖をつけます。
そうすることで、上下の歯が接触する時間が減り、改善されることがあります。
また、マウスピースも有効な方法の一つです。
マウスピースを就寝中に使用することで、就寝中の歯ぎしりや歯の接触が改善され、TCHの症状が和らぐことがあります。

当院では、TCHについてのお話やマウスピースの製作も行っております。
歯の違和感やお痛みがある方、虫歯だと思っている症状が実際はTCHが原因であることがあります。
ぜひ、1度当院へお越しいただき、TCH以外のことでもお口の中のお悩みやお困り事をご相談ください。

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