カリエス病変の治療 2025年4月4日院内定期勉強会

今回はカリエス病変の治療について学びました。

皆さんは歯科医院に行く時はどのような時ですか?

よくある答えは「虫歯の治療のため」もしくは「虫歯と歯周病にならないため」というような答えです。後者であれば予防の意識が高く、より健康意識が高いと言えるでしょう。

ほとんどの方はむし歯を意識して歯科医院に通院されますが、むし歯とは一体どのようなものなのでしょうか。

黒くなっているところでしょうか?痛むところでしょうか?

どちらも正解ではありません。う蝕(カリエス)は脱灰と再石灰化のプロセスである、と定義されておりバランスが崩れてしまっている時に私たちが考える“むし歯”になってしまいます。つまり、黒くなっていたり、穴が空いていたりするのは現症であってう蝕そのものの病態ではありません。

なのでう蝕に対してはプラークコントロールの改善と生活習慣を含めた口腔内環境の改善が必要となります。

ここがデンタルオフィス青葉台が大切にしている部分です。口腔内環境を整えることで再発の予防や新しいむし歯の予防になります。これが患者さんにとって最も利益のあることです。

また、むし歯には治療が必要なむし歯とそうでないむし歯があります。

治療が必要なむし歯とは?

•進行度→むし歯が進行し、プラークコントロールが困難な場合

•審美→見た目に問題がある

•う蝕によって痛みがある

•機能→むし歯によって咬む機能に何らかの障害を与えている

治療の必要がないむし歯とはプラークコントロールができるむし歯です。

原因を除去できればむし歯の進行は止められるのです。

ブラックジョークのきつい英語圏では歯科医療を『drill fill bill』(削って詰めて請求する)と揶揄されてるようです。

一方最近では人工の材料は天然の歯には敵わないのだからできる限り削らない治療『minimal  intervention』(MI治療)という考え方が定着しております。

大事なのは治療が必要なむし歯なのかそうでないむし歯なのかの見極めです。

そして治療するのであれば短期間で再治療を繰り返さない精密な治療であり、再発を起こさないためのプラークコントロールの徹底です。

当医院では担当制でメンテナンスを行なっており、個々に合わせた保健指導、メンテナンスに力を入れております。
何か気になることがあれば、是非デンタルオフィス青葉台にご来院ください。

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