効果的な予防処置とは➖院内定期勉強会2024.7.25➖

今回の勉強会のテーマは、予防処置の効果でした。

スウェーデンでは、SBU (医療技術評価協議会)が2002年にカリエス予防に関する報告書をまとめていました。その中で、今日、我々が使っているカリエス予防処置についての科学的根拠が、システマティックにクリティカルに調べられたそうです。この報告書は約900の学術論文を調べ、それらから実際に他の研究と比 較できるものを推察しました。これらの論文によると強い科学的根拠が見つかったのは、2つの結論でした。

1つ目は、フッ化物配合歯磨剤の日常的使用。
2つ目は、より高濃度のフッ化物が効果的だということです。

皆さんは、どのような歯磨き粉をご使用ですか?
もし、普段フッ化物配合の歯磨き粉を使用しないで歯磨きをしているのであれば、プラークを除去することで歯肉炎、歯周病予防には繋がっているかもしれませんが、むし歯予防の観点でいうと、あまり効果が無いというデータがあります。
むし歯予防の効果を高めていくのであれば是非高濃度フッ化物配合の歯磨き粉を選択して下さい。
そして歯磨きをした後のうがいは少ないお水で1回程度にしましょう。

むし歯は多因子疾患なので、フッ化物を使用していればむし歯にならないわけではないですが、使用しないよりは、確実に予防効果が上がります。
日本ではフッ化物配合1450ppmと表記されているものが、高濃度の歯磨き粉になります。
一度ご自宅にある歯磨き粉の薬効成分を確認してみて下さい。

何か気になることがございましたら、是非デンタルオフィス青葉台にご来院下さい。

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