むし歯の原因療法ー食物(キシリトール)院内定期勉強会2024.9.5

今回の勉強会のテーマは虫歯における原因、その中でも食物に関してでした。

あらゆる糖分は虫歯の原因になってしまいます。現代では天然由来の糖分以外にも合成された代替甘味料が多数あります。その中でも皆さんがよく目にする代替甘味料にキシリトールがあるかと思います。

よく「キシリトールがむし歯にならない、歯を石灰化してくれる」と聞いたことがあるかもしれませんがキシリトールはプラーク内細菌によって酸に分解されないのでむし歯の原因になりません。つまりキシリトールは甘味料でありながらいくら摂取しても虫歯の原因になることはありません。
キシリトール製品のパッケージを見るとキシリトールを食べたらむし歯の予防になるように感じている方は多いかと思います。しかし、虫歯の細菌の餌にならないキシリトールの効果もあるかもしれませんが唾液の分泌が増えたために虫歯予防にプラスの現象が起こっているとも考えられます。

キシリトール入りのガムやタブレットをよく噛む事でプラーク中の酸の酸性を抑制させてくれたり、、唾液の分泌を促進してくれたりすることで歯の石灰化を間接的に助けてくれる可能性があります。
キシリトールの効果が現れるのは1日2〜3粒以上、5分間以上、3か月毎日続けることがだそうです。

ただキシリトールを接種するだけでは虫歯を完全に予防することはできないのでまずはむし歯から歯を守るためには正しい歯ブラシをし、糖の入った飲食物の取り方に注意し、歯科医院で定期的な検診を受ける事が大切です。
その上でキシリトールやフッ素などを上手く使いむし歯にならない口腔内環境にしていく事が重要になります。

当院では患者様一人一人のお口の中を検査し把握した後、オーダメイド指導をさせていただいております。

横浜市青葉区青葉台で歯科、矯正歯科のことでお悩みがありましたら、ぜひデンタルオフィス青葉台までお気軽にご相談ください。

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